はじめに
みなさん、らーめんは好きですか?あつあつのスープに、つるつるの麺、チャーシューやねぎ、メンマ…考えただけでよだれが出てきちゃいますよね。でも、ダイエット中の人は「らーめんを食べちゃった!どうしよう!」と心配になることもあるでしょう。
大丈夫です!らーめんを食べたあとでも、ちゃんと対処すれば、ダイエットを続けることができます。この記事では、らーめんを食べたあとに何をすればいいのか、小学生のみなさんにもわかるように、やさしく説明していきます。
らーめんを食べると、体の中で何が起こるの?
まず、らーめんを食べたあとに体の中で何が起こっているのかを知っておきましょう。これを知っていると、対処方法がどうして大切なのかがわかります。
1. 塩分がたくさん入ってくる
らーめんのスープには、たくさんの塩が入っています。一杯のらーめんには、だいたい小さじ2杯分くらいの塩が入っていることが多いです。これは、一日に必要な塩の量よりも多いんです。
塩をたくさん食べると、体は「水分が足りない!」と思って、水をためこもうとします。これが「むくみ」の原因になります。朝起きたときに顔がパンパンになっていたり、足がむくんでいたりするのは、このせいです。
2. 炭水化物がエネルギーになる
らーめんの麺は、小麦粉でできています。小麦粉には「炭水化物」というものがたくさん入っています。炭水化物は体を動かすためのエネルギーになる大切なものですが、食べすぎると、使われなかった分が体に「脂肪」としてたまってしまいます。
3. 油もたくさん入っている
らーめんのスープには、油も入っています。特にとんこつらーめんや、背脂がたっぷり入ったらーめんには、たくさんの油が含まれています。油も、食べすぎると体に脂肪としてたまってしまいます。
でも、心配しないでください!これから紹介する対処方法を実践すれば、らーめんを食べても大丈夫です。
らーめんを食べたあとの対処方法
それでは、らーめんを食べたあとに何をすればいいのか、具体的な方法を見ていきましょう。
対処方法1:水をたくさん飲もう
らーめんを食べたあとは、水をたくさん飲むことがとても大切です。「え?水を飲んだら太っちゃうんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。
塩分をたくさん取ると、体の中の塩の濃さが高くなります。体は「これじゃダメだ!薄めなきゃ!」と思って、水をためこもうとします。これがむくみの原因です。
でも、水をたくさん飲むと、体は「もう水が足りているから、ためこまなくていいよ」と安心します。そして、余分な塩分と一緒に、おしっことして外に出してくれるんです。
どのくらい飲めばいいの? らーめんを食べたあとは、コップ3杯から4杯くらいの水を飲むといいでしょう。一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ、何回かに分けて飲むのがコツです。
対処方法2:カリウムが入った食べ物を食べよう
「カリウム」という栄養素を知っていますか?カリウムは、体の中の余分な塩分を外に出すのを手伝ってくれる、すごい栄養素なんです。
らーめんを食べたあとは、カリウムがたくさん入った食べ物を食べることで、むくみを早く解消することができます。
カリウムが入っている食べ物
- バナナ:おやつに食べやすくて、カリウムがたっぷり!
- キウイフルーツ:ビタミンも入っていて体にいい
- アボカド:サラダに入れて食べるとおいしい
- ほうれん草:おひたしや炒め物に
- さつまいも:ふかして食べるとおいしい
- 納豆:ごはんと一緒に食べよう
- わかめ:お味噌汁に入れて
これらの食べ物を、らーめんを食べた次の日の食事に取り入れてみましょう。
対処方法3:体を動かそう
らーめんを食べたあとは、体を動かすことも大切です。体を動かすことで、食べたものがエネルギーとして使われて、脂肪になりにくくなります。
どんな運動をすればいいの?
激しい運動をする必要はありません。らーめんを食べてすぐに激しい運動をすると、お腹が痛くなってしまうこともあります。らーめんを食べてから1時間から2時間くらいたってから、軽い運動をするのがおすすめです。
- 散歩:30分くらい、ゆっくり歩くだけでOK
- ストレッチ:体を伸ばして、血の流れをよくする
- 階段の上り下り:エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う
- 軽い体操:ラジオ体操など
- 自転車に乗る:ゆっくりとしたペースで
これらの運動は、むくみを解消するのにも役立ちます。体を動かすと、血の流れがよくなって、余分な水分や老廃物が体の外に出やすくなるんです。
対処方法4:次の食事は野菜中心にしよう
らーめんを食べたあとの次の食事は、野菜をたくさん食べるようにしましょう。野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維がたくさん入っています。
食物繊維って何? 食物繊維は、お腹の調子を整えてくれる栄養素です。らーめんのような油っぽい食べ物を食べたあとは、食物繊維を取ることで、お腹の中をきれいにすることができます。
おすすめの野菜メニュー
- サラダ:レタス、トマト、きゅうり、キャベツなど
- 野菜スープ:にんじん、玉ねぎ、セロリ、キャベツなど
- 温野菜:ブロッコリー、カリフラワー、にんじんなど
- 煮物:大根、こんにゃく、ごぼうなど
特に、キャベツやブロッコリー、大根などは、食物繊維がたっぷりで、お腹もいっぱいになるのでおすすめです。
対処方法5:良質なタンパク質を取ろう
らーめんを食べたあとは、脂肪が少ない、良質なタンパク質を取ることも大切です。タンパク質は、筋肉を作るのに必要な栄養素です。筋肉が増えると、何もしていないときでも体がエネルギーを使うようになるので、ダイエットにも役立ちます。
良質なタンパク質が入っている食べ物
- 鶏のむね肉:脂肪が少なくて、タンパク質がたっぷり
- ささみ:鶏肉の中でも特に脂肪が少ない
- 白身魚:タラやヒラメなど
- 卵:完全栄養食品と言われている
- 豆腐:植物性のタンパク質がたっぷり
- 納豆:タンパク質と食物繊維が両方取れる
これらの食べ物を、らーめんを食べた次の日の食事に取り入れてみましょう。
対処方法6:お風呂にゆっくり入ろう
らーめんを食べた日は、お風呂にゆっくり入るのもおすすめです。温かいお湯につかることで、血の流れがよくなって、汗と一緒に余分な水分や塩分を外に出すことができます。
効果的なお風呂の入り方
- お湯の温度は、少しぬるめ(38度から40度くらい)がいい
- 15分から20分くらい、ゆっくりつかる
- 半身浴(おへそくらいまでの深さにつかる)もおすすめ
- お風呂から出たあとは、水分補給を忘れずに
お風呂に入ることで、リラックスもできて、むくみも解消できるので、一石二鳥です!
対処方法7:早く寝よう
らーめんを食べた日は、いつもより早く寝ることも大切です。睡眠は、体を回復させるためにとても重要です。
なぜ睡眠が大切なの? 寝ている間に、体は昼間に食べたものを消化したり、余分なものを外に出したりする準備をしています。睡眠が足りないと、この働きがうまくいかなくて、むくみが取れにくくなったり、脂肪がたまりやすくなったりします。
また、睡眠が足りないと、「お腹がすいた」と感じる回数が増えて、つい食べ過ぎてしまうことも研究でわかっています。
何時間寝ればいいの? 小学生なら9時間から10時間、中学生や高校生なら8時間から9時間、大人なら7時間から8時間の睡眠が必要だと言われています。
らーめんを食べた日は、いつもより30分から1時間早くベッドに入るようにしましょう。
対処方法8:翌日の食事は控えめにしよう
らーめんを食べた次の日は、食事を少し控えめにするのもいいでしょう。でも、「食べない」のはダメです!全く食べないと、体が「栄養が足りない!」と思って、次に食べたものを全部ためこもうとしてしまいます。
翌日の食事のポイント
- 朝ごはん:フルーツとヨーグルト、または野菜たっぷりのスムージー
- 昼ごはん:野菜サラダと鶏のむね肉、または焼き魚
- 夜ごはん:野菜たっぷりの鍋、または豆腐と野菜の煮物
このように、油や塩分が少なくて、野菜やタンパク質がしっかり取れる食事にするのがおすすめです。
対処方法9:マッサージをしてみよう
むくみが気になる人は、マッサージをするのも効果的です。特に、足がむくんでいるときは、足のマッサージをすると楽になります。
簡単な足のマッサージ方法
- 足首からひざに向かって、下から上にさするようにマッサージする
- ふくらはぎを、両手で包むようにして、軽く押しながら上に動かす
- 足の裏のツボを、親指で押す
- 足首を回す
マッサージをするときは、クリームやオイルを使うと、肌を傷めずにできます。お風呂上がりにやると、体が温まっているので、より効果的です。
対処方法10:気にしすぎないことも大切
最後に、とても大切なことをお伝えします。それは、「気にしすぎない」ということです。
ダイエット中に、たまにらーめんを食べたからといって、すぐに太ってしまうわけではありません。大切なのは、毎日の食事のバランスです。
「らーめんを食べちゃった…ダイエット失敗だ…」と落ち込む必要はありません。この記事で紹介した対処方法を実践すれば大丈夫です。そして、次の日からまた、バランスの良い食事を心がければいいのです。
ストレスをためすぎると、それが原因で食べ過ぎてしまうこともあります。たまにはおいしいものを食べて、楽しい気持ちになることも、健康的な生活には必要なことなんです。
らーめんを食べるときの工夫
ここまで、らーめんを食べたあとの対処方法を紹介してきました。でも、らーめんを食べるときに、ちょっとした工夫をすることで、ダイエットへの影響を小さくすることもできます。
工夫1:スープは全部飲まない
らーめんのスープには、たくさんの塩分と油が入っています。麺を食べるときにスープを少し味わうのはいいですが、スープを全部飲むのは避けましょう。
スープを半分残すだけで、塩分と油の量をかなり減らすことができます。
工夫2:野菜トッピングを追加する
らーめんを注文するときは、野菜のトッピングを追加するのもいいでしょう。もやし、ほうれん草、キャベツ、コーン、ねぎなど、野菜を追加することで、栄養バランスが良くなります。
野菜を食べることで、お腹もいっぱいになるので、麺の量を減らしても満足できるかもしれません。
工夫3:チャーシューは少なめに
チャーシューはおいしいですが、脂肪が多い部位を使っていることが多いです。チャーシュー増しなどのトッピングは避けて、普通の量にしておきましょう。
代わりに、煮卵をトッピングすると、良質なタンパク質を取ることができます。
工夫4:麺の量を調整する
お店によっては、麺の量を選べるところもあります。小盛りや少なめにすることで、炭水化物の量を減らすことができます。
最初は物足りないと感じるかもしれませんが、野菜トッピングを追加することで、満足感を得ることができます。
工夫5:あっさり系のらーめんを選ぶ
らーめんにはいろいろな種類があります。とんこつらーめんや家系らーめんなど、こってり系のらーめんは、油が多く含まれています。
ダイエット中は、塩らーめんやしょうゆらーめんなど、あっさり系のらーめんを選ぶといいでしょう。特に、鶏ガラベースのらーめんは、比較的カロリーが低めです。
らーめんを食べる頻度について
ダイエット中は、らーめんをどのくらいの頻度で食べていいのでしょうか?
答えは、「人それぞれ」です。毎日のように食べるのは避けたほうがいいですが、週に1回や2週間に1回くらいなら、問題ないでしょう。
大切なのは、らーめんを食べたあとに、この記事で紹介した対処方法をしっかり実践することです。そして、それ以外の日は、バランスの良い食事を心がけることです。
まとめ
いかがでしたか?らーめんを食べたあとの対処方法について、理解できましたか?
最後に、大切なポイントをまとめておきましょう。
らーめんを食べたあとにやること
- 水をたくさん飲む(コップ3杯から4杯)
- カリウムが入った食べ物を食べる(バナナ、キウイ、ほうれん草など)
- 軽い運動をする(散歩、ストレッチなど)
- 次の食事は野菜中心にする
- 良質なタンパク質を取る(鶏のむね肉、魚、豆腐など)
- お風呂にゆっくり入る
- 早く寝る
- 翌日の食事は控えめにする
- マッサージをする
- 気にしすぎない
らーめんを食べるときの工夫
- スープは全部飲まない
- 野菜トッピングを追加する
- チャーシューは少なめに
- 麺の量を調整する
- あっさり系のらーめんを選ぶ
ダイエットは、我慢ばかりしていると続きません。たまにはおいしいらーめんを食べて、幸せな気持ちになることも大切です。
らーめんを食べたあとに、この記事で紹介した対処方法をしっかり実践すれば、ダイエットを続けながら、らーめんも楽しむことができます。
「完璧」を目指すのではなく、「バランス」を大切にすることが、長くダイエットを続けるコツです。
らーめんを食べちゃった日も、「今日はらーめんを食べて幸せだった!明日からまたがんばろう!」と前向きに考えて、楽しくダイエットを続けていきましょう!
みなさんが、健康的で楽しいダイエット生活を送れることを応援しています。がんばってくださいね!

